新訳『耳無芳一の話』(フリー台本/1人用)

東京朗読リレーで発表され、朗読家さんたちに絶賛を受けた新訳『耳無芳一の話』です。

小泉八雲の『耳無芳一の話』は、もともと英語で書かれている作品です。青空文庫に戸川明三さんの翻訳で載っていますので、朗読をされる方にはこちらの作品がお馴染みになっていることと思います。

ツイキャスやYouTubeで朗読の活動されている枡太(ますた)さんが、より朗読に適した文体でと翻訳に挑戦したのが、この新訳『耳無芳一の話』です。

朗読家さんの間で「読みやすい!」と評判です。

30分ほどの長さの作品です。

枡太さんのご厚意で、フリー台本として《朗読らいおん》ホームページに掲載させて頂いています。

(基本的には商用・非商用に関わらず自由にこの翻訳で朗読をして頂いて構いません。細かい利用規約はこのページの末尾をご確認ください)

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耳無芳一の話
作・小泉八雲  訳・枡太


 今は昔、時を遡ること八百年…今日(こんにち)の下関(しものせき)が「赤間(あかま)が関(せき)」と呼ばれていたころ、その沖の海にて源氏と平家の長きにわたる争いの最後のいくさ、壇ノ浦の合戦が繰り広げられた。敗れた平家一門は、一族郎党をはじめとし、女・子供に至るまで―彼らの擁する幼きみかど、安徳天皇をも共に、みな、海の藻屑となって滅び去った。それ以来、この悲劇のあった海浜(うみはま)は、かれらの亡霊によって、祟られることとなったのである…

 平家の武者の魂が、その甲羅に人面を宿すという平家蟹という蟹のあるのをご存じの方もおられよう。その他にもこの浜では、実に多くの怪異が見聞されている。闇夜に浮かぶ幾千の「鬼火」と呼ばれる、奇妙な光。風が吹く度まきおこる、海にとどろく鬨(とき)の声。その昔には、よなよな舟を沈めては、人を溺れさせていたあやかしもあったが、彼らの霊をなぐさめるため、赤間が関に阿弥陀寺(あみだじ)が建立され、かたわらに平家一門の墓が建てられてからというものは、いささかには、なりをひそめるようになったのである。平家の墓地には、安徳天皇と近臣たちの名が刻まれた記念の石碑が築かれ、その魂をやすんずべく追善の法要がそこで節目ごとに行われる習わしとなった。しかしそれでもなお、怪異はおりおり現れる。亡者達はいまだ、安楽浄土への道を迷うているのであろうか…

 それから時は流れ、ここ赤間が関に「芳一」という名の盲人があった。この盲人は、琵琶のひき語りの名人として知られ、幼少のころより仕込まれたというその腕前は、若年にしてすでに師をしのぐほどであったという。平家物語、つまり平曲を語る琵琶法師としてその名をあげた芳一。ことに彼の謡う壇ノ浦を聴けば、鬼神(きじん)さえも涙を禁じ得ぬという語り草であった。そんな芳一も駆け出しの頃は食うや食わずの貧しい身の上であった。そのなかで、阿弥陀寺の和尚という人が、彼を支えた。詩歌を愛好する風流人であった和尚は、おりおり芳一を寺に招いては平曲を語らせていたのであるが、いつしかその腕前に惚れ込み、時おり琵琶を聴かせるという約束で、芳一を寺に住まわせることにしたのである。

 ある夏の夜のこと。和尚は法事のために檀家に呼ばれ、弟子の僧を引き連れて、出かけて行った。…寝苦しい熱帯夜であった。一人寺に残された芳一は、涼をとるために、寝床を出て、阿弥陀寺の裏庭に臨む縁側に出た。芳一は、和尚の帰りを待ちつつ、寂しさをまぎらわすように、琵琶をかきならし始めた。

 …夜半を過ぎても、和尚はまだ帰らない。暑さに眠れず、芳一が縁側でまんじりともしないでいると…寺の裏門からこちらに近づいてくる足音がきこえてくる。その足音は、裏庭を通り、縁側に向かって来、そして芳一の目の前で止まる。だが、それは和尚の気配ではない!次の瞬間、地の底から響くような声が、芳一の名を呼ぶ!ぶっきらぼうに荒々しく、まさしく侍が下賎の者を呼びつけるように。「芳一!」「はい!」声の響きにどきりとして、芳一は答える。「私は目が見えませぬ、どなた様がお呼びになるのでございましょう!?」「おそれることはない。わしは、この寺の近くに足を止めておられる、さるやんごとなき身分のお方の使いの者じゃ。殿は今日、一族のお歴々と共に、源平の合戦のあった壇ノ浦の景色をご覧遊ばされたのだが、そこで芳一、お前の噂をお聞きになり、その琵琶を聴いてみたいとの仰せである。すぐにその琵琶を持ち、わしのあとについて参れ。」

 当時、武士の命令とあっては、軽々(けいけい)に断ることはできない。芳一は草履を履き、琵琶をもって、その武者のあとに従い、足早に寺を出た。芳一を導く手はまるで鉄(くろがね)のようで、また全身に甲冑を纏(まと)っているらしく、歩く度にガチャリ、ガチャリと音がする。このもののふは、さだめし立派なお方の家来であろうと思うと、芳一の心配は払われ、自らの幸運に思いをはせる。この侍の言った「さるやんごとなき身分のお方」という言葉を思い出しながら。(私の琵琶を聞きたいというその殿様は、名の知れた大名であるに違いない。)ややあって侍は足を止めた。どうやら、大きな門の前に来たらしい。(はて。阿弥陀寺の大門(だいもん)の他に、このような大きな門が町にあっただろうか?)

「開門!」侍が叫ぶと、閂(かんぬき)をはずす音が聞こえ、二人は門の内へと通された。門を入ったところの庭を通り、奥にある玄関の前に立ち止まると、侍はまた大きな声で叫ぶ。「ただいま、芳一を連れて参った!」すると、せわしい足音、障子のひらく音、雨戸のあく音、女の話し声、が聞えてきた。その話しぶりからは、貴族に仕える女房のように思えるが、芳一にはここがいったい何処なのか見当もつかない。逡巡する暇もなく、芳一は女の一人に手をとられ、石段をのぼる。のぼりきったところで草履を脱がされ、その手に導かれるまま、果てしもなく長い板敷を歩き、数え切れないほど多くの縁柱(えんばしら)を曲がって、ついに、驚くほど広い畳の間のまんまんなかへと通された。なるほど、確かにその部屋には位の高そうな人々が集っているらしく、絹の衣が、森の木の葉のようにそよいでいる。ひそひそとささやきかわす声も、宮中の言葉らしく雅(みやび)である。

 芳一はそこで楽にするように言われ、用意された座布団に座り、琵琶の調子をあわせていた。すると、芳一をここへ案内した…この家の女たちを取り仕切る、老女のものとおぼしき声が、彼に言う。「これより、琵琶にあわせて平家の物語を語っていただきとう存じます」物語の全部はとても一晩では語り尽くせない。芳一は思いきって尋ねる。「曲の全ては一夜(ひとよ)では語ることができませんが、特にどのくだりを語れとの仰せでございますか…?」「壇ノ浦のくだりをば、語りなされ。最も哀れの深い、壇ノ浦のいくさの唄を…」

 芳一は、声をはりあげて、壇ノ浦のいくさの唄を唄った。巧みに琵琶を操って、芳一は様々な物音をあらわす。艪(ろ)を漕ぎ、船を進める音、ひゅうと飛び交う弓矢の音(ね)、足踏みならす武者の雄叫び、兜にあたる刃の響き、海へ没して消えゆく命の泡の音。曲の合間合間、ところどころで、感嘆の声が漏れる。「なんという腕前だ」「都でさえこのような琵琶を聴いた事がない」「日の本じゅうに、芳一ほどの琵琶弾きは二人とはあるまい」この言葉に芳一はいっそう奮い立ち、彼の琵琶の音(ね)は、前にもまして冴え渡る。そして、いつしか不思議な静寂が、彼をとりまいていたのである。
 それは物語のフィナーレ、哀れなる幼帝・安徳天皇が、祖母である二位の尼に掻き抱かれ、海への入水(じゅすい)を果たす場面であった。聴衆は皆、身震いをしながら、長い、長い苦悶の声を漏らした。時と共に膨れ上がる慟哭の声は「かばかりか」と、語り手の芳一をしておどろかしめたほどである。聴衆のすすり泣きはしばらくの間続いたが、嘆きの声は次第に消えていった。シーンという静寂の中で、芳一は再び、かの老女とおぼしき女の声を聴いた。
「貴方様が、他に並ぶもののない琵琶の名手とは伺っておりましたけれども、まさかこれほどのものであろうとは。殿もたいそうお気に召され、ぜひ貴方様に褒美をとの思し召しでございます。お願いでございます。これからさき六晩(むばん)のあいだ、毎夜、殿の前で琵琶を弾いていただけましょうか。されば、殿は満足して、国許へお帰りあそばしましょう。明日の晩もまた、同じ時刻にここへおいでなさいまし。今宵使わしたあの者がまた、あなた様を迎えにまいります… ところで、貴方様にひとつ、是非とも、お伝えせねばならぬことがございます。それは…殿が赤間が関にご滞在の間中、貴方様がここへおいで為された事、誰にも口外せぬように…これはお忍びの行幸(みゆき)なれば、ここでの出来事はすべて他言無用の事と思し召せ… さあ、どうぞご自由にお帰りあそばせ。」
 芳一はあつく感謝の意を述べると、また老女の手に導かれ、屋形(やかた)の玄関へと向かった。そこには、ここへ彼をいざなった、かの武者が控えており、芳一は再びこの家来に連れられて、もといた阿弥陀寺の裏手の縁側へと引き返し、別れの言葉を言い終わると共に、侍の気配は消え失せた。このとき既に夜が明けかかっていたが、その日は和尚の帰りも遅く、芳一の外出に気づいた者は、誰もなかった。

 次の晩も、深夜を過ぎてまたあの侍が現れ、芳一は例の場に赴き、昨夜と同様、その琵琶にて、聴衆を満足せしめた。ところがこの間(かん)、芳一が寺にいないことがわかり、翌朝戻ってきたところ、和尚の前に呼び出され、落ち着いた調子ではあったが、次のような詰問をうけた。
「芳一、心配したぞ。目の見えぬお前が、あんな夜遅く一人で出かけるなど、危ない事この上ない。なぜわしらに一言いわなんだ?言ってくれれば寺男をともにつけたに。一体、どこへ行っておったのだ?」「申し訳ございません…用事がいろいろとございまして、それが昼のうちに片づかなったものですから…」その答えに対し、和尚は怒るよりむしろ驚いた。そこにある種の不気味さ、漠とした不安を感じたからである。(芳一は、なにか悪いものに取りつかれたのではあるまいか…)
和尚はそれ以上なにも聞かなかった。が、密かに寺男を呼びよせ、芳一を見張るように、また日没後、彼が寺を離れるようなことがあったら、あとをつけるように、言い含めておいたのである…

 まさにその翌日、寺男たちは芳一が外へ出ていくのに気付くと、すぐさま提灯に火をともしてあとを追った。しかし、暗い雨の夜であるにもかかわらず、彼らが外へ出たときには、すでに芳一の姿はなかった。(おかしい、芳一さんは目が見えないのに、このぬかるみの中を、どうしてこんなに早く歩けるんだろう…)寺男たちは道を急ぎ、芳一の行きなれた家々を訪ねて回る。しかし、どこにも、彼の行方を知るものはなかった。あきらめて寺へ帰る途中、海沿いを通っていると、平家の墓の方から激しく琵琶をかき鳴らす音が聞こえてくる。「この音は!?」だがその方には、いつもこの辺りを漂っている鬼火の他に、何も見えない。提灯の明かりをたよりに、墓地へと駆けつけてみると…果たして芳一はそこにいた。雨のなか安徳天皇の石碑の前にひとり座を占め、琵琶を激しく鳴り響かせ、声高く壇之浦をうたいあげる芳一の姿が、そこにあった。彼のまわりや墓石(はかいし)の上には、数限りもない人魂(ひとだま)が蝋燭のように燃え上がり、かつて人前にこれほどの鬼火が現れたことがあっただろうかと思われた。
 「芳一さん!」「芳一さん!」寺男達は芳一に向かって大声で呼びかける。「あなたは何かに取りつかれています! 芳一さん!」しかし芳一の耳には届かず、彼はさらに激しく琵琶をかき鳴らす。壇ノ浦をうたう声の調子も、さらに高くなっていく。寺男達は墓地へ入り彼を捕まえ、耳元で叫ぶ。「芳一さん!」「芳一さん!すぐに帰りましょう!」「はなせ! この高貴な方々の前で、このような邪魔立て、許されるものではないぞ!」事の奇異にも関わらず、寺男たちは思わず吹き出してしまった。なるほど、芳一がなにかに取りつかれていることは間違いない。寺男たちはすぐに彼をとらえ、足を引きずって力づくで寺に連れ帰った…

 芳一は寺に戻るとすぐに、濡れた着物を着換えさせられた。その後、和尚から墓地で見せた奇行についてこんこんと説かれたあとも、しばらくは口をつぐんでいた芳一であったが、自らの行いが和尚の忌諱(きい)に触れたことを知ると、ついに口をひらき、あの侍の訪問からのち起こった出来事すべてを、包み隠さず物語った。「おお、芳一、なぜもっと早くわしにそれを言わなんだ!まさかお前のその琵琶が、このようなあやかしを呼び寄せることになろうとは…。このままではお前の命が危ない。よいか、お前は、どこの屋形(やかた)にも行ってはおりはせんのだ。お前は、平家の墓地にはいり、安徳天皇の石碑の前に座って、雨のなか夜どおし琵琶を弾いていたのだ。全ては幻…だが、お前は平家の亡者どもに魅入られてしまった。一度あのものらに従った以上、お前の身はやつらの手のうちにある。最後には八つ裂きにされてしまうか、いずれにせよ、お前は殺されてしまうだろう」
「さて…これからさき、お前についていてやりたいのは山々なのだが、生憎わしは今夜も檀家の家へ行かねばならん。しかしその前に、お前の体に経文をかきつけて、身を守るようにしておいてやろう。」
 日が暮れる前に、和尚と弟子の僧とは、芳一を裸にし、筆でもって、彼の胸、背中、頭、顔、首、両の手足に足の裏まで―全身くまなく般若心経の経文を書き付けた。書き終わって和尚が言う。
「今夜、わしが出かけたらすぐに縁側に出て座り、名を呼ばれるのを待て。だが、何が起こっても、動いてはならん。何を言われても、答えてはならん。瞑想をするように、じっとしているのだ。
ちょっとでも動いたり、音を立てたりしようものなら、お前はただちに八つ裂きにされてしまうだろう。恐れを抱いてはならん、助けを求めてはならん。わしの言うとおり、黙ってじっとしておれば、あのものらはもう来なくなるだろう。お前を助けてやるには、こうするよりほか仕方がないのだ。」
 夜が更けて、和尚と弟子の僧とが出かけていくと、芳一は言われたとおり縁側に出て、そこに座を占めた。傍らの床に琵琶を置き、座禅を組む。咳払いはもちろん、息の音(おと)すら漏らさぬようにじっとして、静寂のなか、時が過ぎるのを待った。

 やがて、外からこちらへやってくる例の足音が聞えてきた。足音は裏門を通り、庭を横切り、縁側へ近寄ってきて…芳一の真正面で、止(とま)る。「芳一!」地の底から響き渡るような、あの声が彼を呼ぶ。しかし芳一は、息をころし微動だにしない。「芳一!」執念深く、ふたたび呼ばわる。三度目は荒々しく猛烈に「芳一!」芳一は変わらず、石のようにじっとしている。
「答えなし!これではどうしようもない!…奴め、どこへいきおった…」ズシンと重い足音が縁側にあがる。ゆっくりと近づいてくる。芳一のすぐそばで立ち止まり、ずっとそこから動かない。
芳一はこの間(かん)、心の臓がばくばくと鳴り、全身がぶるぶると震えるように感じていたが、あたりは死んだような静けさに包まれたままであった。
 やがて、吐き捨てるような声で「琵琶はここにおいてある。が、その持ち主の姿といえば…ここにふたつの耳があるだけだ! そりゃあ答えられないはずだ。きく口がないのだからな。…耳の他には何もない…か。よし、せめてはこの二つの耳を、殿へ持ち帰る事にしよう。わが忠誠の証として…」
 次の瞬間、芳一の両耳を、くろがねの指がむずとつかんだと思ったとたん、耳はブツリと引きちぎられた!耐えがたい痛みが芳一を襲ったが、こみあげる涙をも、彼は飲み込む。やがて足音は縁側を離れ、庭へと下り…寺の外へ遠ざかってゆき、そして、消えてしまった。芳一は、傷口から暖かい血の滴るのを感じたが、それを手で抑えようともしなかった…

 明け方近く、寺に戻ってきた和尚は、芳一のいる縁側へと急いだ。途中、ベトベトするものに足を取られ、あっと驚き叫ぶ。提灯を近づけてよく見てみると、それは、床にこびりついた血のりであった。気づけばそこに芳一が、座禅を組んで座っている。両耳がちぎりとられ、傷口にはまだ、血がにじんでいる。「おお、芳一!どうしたのだ、その怪我は!?」
 和尚の声に安堵した芳一は、そこではじめて戒(いまし)めを解き、嗚咽(おえつ)を漏らす。そして、この夜の出来事を、涙ながらに語ったのである。「ああ、芳一!すべてわしのせいだ、ゆるしてくれ…!お前の全身くまなく経文を書いたと思うたに…なんということか、耳だけを書き漏らしてしまったようだ。弟子に任せたところではあるが、それを見落としてしもうたは全くわしの手抜かりだ!…いまとなっては取り返しもつかぬが、せめて一刻もはやく、その傷を治さねばなるまい!…だが安心しろ芳一。全ては終わった。もう二度と、あのようなあやかしのやってくることはないだろう…」
 その後、腕の良い医者に看(み)てもらい、ほどなく芳一の傷は癒えた。この奇妙な物語は、国中いたるところへと伝わってゆき、芳一の名も広く知れ渡った。天下の大名小名達が、芳一の琵琶を目当てに、続々と赤間が関へやってきた。そして、多額の金子(きんす)を褒美として賜った芳一は、この上なく裕福な身となった。このときより彼の名は、「耳なし芳一」として、今日(こんにち)まで伝わっているのである…

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【読み方の補足】
訳者が「こう読んでほしい」という箇所にルビが振ってあります。それ以外の箇所は読み手の自由に委ねるためルビは振っていません。

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【フリー台本としての利用規約】

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(※原作者・小泉八雲の著作権は消滅しており、この翻訳の訳者・枡太の著作権のみ存在しています)

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(2023年6月14日更新)

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